活動方針・組織
国立高度専門医療研究センター医療研究連携推進本部の活動方針
国立高度専門医療研究センター医療研究連携推進本部のミッション
国立高度専門医療研究センター医療研究連携推進本部(Japan Health Research Promotion Bureau:JH)は、国立研究開発法人国立がん研究センター、 同国立循環器病研究センター、同国立精神・神経医療研究センター、同国立国際医療研究センター、同国立成育医療研究センター、同国立長寿医療研究センターの 6つの国立高度専門医療研究センター(NC)が世界最高水準の研究開発・医療を目指して新たなイノベーションを創出するために、6NCの資源・情報を集約し、 それぞれの専門性を生かしつつ有機的・機能的連携を行うこと。またそれにより、わが国全体の臨床研究力の向上に資することを目的として2020年4月に発足されました。
全体的方針
上記ミッションを達成するため、以下のことを実現します。
- 新たなニーズに対応した研究開発機能を支援・強化
- 6NC連携で効果的な研究開発が期待される領域の取組を支援・強化
- 6NC全体として研究成果の実臨床への展開を支援・強化
運営体制
所掌事務
データ基盤課
6NCの疾患横断的データ連携に関すること
共同研究課
6NCの疾患横断的研究に関すること
知財・法務課
- 6NCの疾患横断的研究に附帯する知的財産(特許権、実用新案権、意匠権及び商標権等に係わる権利の対象となるもの、その他6NCにおいて職務発明等により創出された成果)の活用等に係る計画の策定並びにその推進に関すること
- 6NCの疾患横断的研究に附帯する法令関係文書(諸契約等)の審査に関すること
広報・総務課
- 6NCの疾患横断的研究に附帯する広報に関すること
- JHの所掌事務で他課の所掌に属しないものに関すること
人材育成課
6NCの疾患横断的研究に附帯する人材育成に関すること
国立高度専門医療研究センター医療研究連携推進本部 スタッフ一覧
具体的な取り組み(令和6年度)
データ集積のための基盤強化・拠点化
- 令和2年度から開始したJH Super Highwayをはじめとしたデジタル共通インフラの整備を進める。またOffice365などの研究利用可能な環境の活用支援を行う。
- 6NCの電子カルテからの疾患情報を統合的に取得できる共通医療データベース(6NC-EHRs)の拡充を図ると共に、安定的な運用のため法律に基づく事業化の検討を進める。
- データ基盤課カウンターパートとの意見交換会を開催し、6NC間での情報共有及び連携を図る。
共同研究の推進
- 実験・解析基盤のための、あるいはNC連携が効果的な新規横断的研究推進事業の立ち上げを図る。
- 令和6年度までに開始している横断的研究推進事業について、各課題の進捗管理や課題評価を実施し、効果的な研究開発の推進・事業化等に取り組む。また、関連する大型研究費の獲得を目指した支援や、NC連携の研究開発基盤整備の推進に取り組む。
- NC連携若手グラントについて周知・啓発し、各課題の進捗を支援し、効果的な研究開発の推進等に取り組む。
- 課題実施に伴う、企業・アカデミア等との交渉支援を実施する。
- NC内の患者レジストリにおけるNC間の研究連携を支援・強化する。
- 1細胞Spatial pathogenomics解析をセンター化して行う体制を整備することによってNC間の研究連携を支援・強化する。
知財・法務
- 各NCの知財・法務・産学連携に関する課題を共有するとともに、その支援に関する情報共有等の連携を推進する。
- 6NCに共通する課題を解決するために知財・法務相談を提供し、その成果を6NCに還元する。
- 知財・法務に関する知識・情報を提供するコンテンツを作成し、ICR-web上に配信する。
広報・総務課
- ウェブサイトの充実を図るとともに、NC間の連携による取組等について、国民を始め企業やアカデミアに幅広く情報提供を行う。
- 6NCリトリートを開催し、6NC若手研究者の人材育成とJHの取組を発信する。
- JH研究課題の成果に関して、プレスリリースなどを通じて情報発信を行う。
- ウェブサイトアクセス数について、研究課題やJHの活動成果の発信を推進することにより増加を目指す。
- 各NCのSNSを通じて、JHの認知度向上を図る。
人材育成
- 各NCの人材育成に関わる部署との連携を図り、研究支援人材の育成支援体制の構築に取り組む。特に生物統計分野においては、JHの若手生物統計家NC連携育成パイロット事業の継続により、6NCが連携し実務を通して若手人材の育成支援を推進する。
- 6NC共通教育用プラットフォームを通して、疾患領域横断的な人材育成のために、NC横断的な教育コンテンツのWeb配信による教育機会の提供を推進する。
- 英語論文等の作成促進支援として、英語校正アプリを導入し、アカウント管理マニュアルの作成を行い、アプリの有効活用を支援する。